【第二章】早朝の銅沼で見る気嵐

*11/15編集・更新

皆様ご無沙汰しております。ボル女です。
いつの間にか月をまたいでおりました。
もう11月なのですね!ここ北塩原村・裏磐梯エリアでは冬の寒さが足早に近づいております。

冬支度 そろそろしないと 間に合わない

空気が一瞬で凍りましたね…orz
さて気を取り直して。
本日は最近の出来事について書きたいと思います。

先週はここ裏磐梯もポカポカと登山日和が続いていたので、ずっとやりたかった早朝登山に挑みました。
目指すは、磐梯山の火口湖である銅沼。裏磐梯登山口から約45分のところにあります。
ちなみに『どうぬま』と読まれた方、惜しいです!
実は銅の沼と書いて『あかぬま』と読みます。
五色沼湖沼群には同じ読み方の『赤沼』があり、少々紛らわしいですね…。

銅沼の水質は強酸性となっており、生き物は生息していないと言われています。
実はこの沼の水が水源となり、裏磐梯の観光地としても有名な五色沼湖沼群は色鮮やかなエメラルドグリーンやブルーなど
訪れた人々を魅了する独特な色をした湖沼群が広がっています。
(もっと詳しく知りたい方は、是非『ブラタモリ・会津磐梯山編』をご覧下さいね)。

五色沼湖沼群の話はさておき。
今回は、早朝の銅沼の姿を皆さまにお見せいたします。
ドン!
朝霧かかる早朝の銅沼何とも幻想的ではないですか?!

この日、実は知り合いの登山ガイドさんと一緒に行ったのですが、その方はこの風景を『気嵐のよう』と仰っていました。
気嵐(けあらし)。聞いたことがなく検索してみたら北海道の方言だそうです。
放射冷却により海や湖の水が冷えて起こる気象現象らしいです。
放射冷却だけでなく色んな条件がそろっていないと起きない現象らしく、その気嵐がより一層銅沼の神々しさを演出してくれました。
崩壊壁からシシ神様が登場してもおかしくないような、そんな神秘ささえ感じました。
(そう感じるのは私だけでしょうか…)

朝霧と噴気気嵐と噴気のコラボレーション!こんな銅沼見たことない!
これにはボル女も興奮を隠しきれません。。
ここで暫しコーヒータイムを取り、仕事があるのですぐに下山をしました。
いつまでも眺めていたい気持ちを抑えるのに必死でした…。

私としたことが。通常の銅沼の写真を入れ忘れていました!
それなしではこの神秘さは十分に伝わりませんよね。。
これは、10月31日に私が撮影した写真です。

通常の銅沼は、このように赤茶けて見えます。
左端のほうにグレーとオレンジの2色に分かれた石が写っていますが、通常はそのちょうど境目くらいまで水位が上がっています。

もういっちょ違う日に撮った銅沼の写真です。
おっと。沼の色がずいぶん違いますね!なんでだろう~なんでだろう~
その理由は…また日を改めて♪

気嵐とわたし振り向きざま、登山ガイドさんに撮影して頂きました!
絶景を前にニヤニヤが止まらないわたし…

朝霜朝霜越しの櫛ヶ峰。

いつまでも 眺めていたい この景色

これ以上空気が凍る前に今日はこの辺でお開きとさせていただきます。(笑)

ボル女・金