1888(明治21)年の噴火で生じた桧原湖と周辺の戦国時代遺跡
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桧原湖北岸に位置する「桧原」は、15世紀末頃から栄えていた旧米沢街道の宿場町。
1888(明治21)年の磐梯山噴火により湖底に沈んだが、渇水時には大山祇神社の参道が鳥居とともに湖底から姿を見せています。
また、この旧米沢街道沿いには、およそ1300万年前の磐梯火山の基盤をなす地層が露出しており、この地域が海底だった証拠を示す貝化石や海底火山噴出物が見られます。
■交通 磐越自動車道猪苗代ICから車で約40分
A-1.小谷山城跡
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流紋岩の貫入岩体が作る峰上に立地。会津攻めの伊達政宗軍が穴沢一族を討破ったあとに築いた中世の山城で、政宗が会津で築いた唯一のものである。地元で小谷山と呼ぶ山にある戦国時代の...
続きを読むA-2.大山祇神社
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桧原湖の北岸に位置する「桧原」は、桧原宿として15世紀末頃から旧米沢街道の宿場町として栄え、検断、問屋、住家などが軒を連ねていた。宿場町は、1888(明治21)年の磐梯山噴...
続きを読むA-3.穴沢一族 五輪の塔
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芦名氏の家臣である穴沢一族の五輪の塔と明治21年の磐梯山噴火の慰霊碑がある。五輪塔はもともと江戸時代の桧原宿、崇徳寺境内の墓地にあったと伝えられる。ところが18...
続きを読むA-4.グリーンタフ露頭
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およそ1300万年前の磐梯火山の基盤をなす地層が露出。この地域が海底だった証拠を示す貝化石や海底火山噴出物が見られる。桧原湖北西岸の桧原集落から南西方の蘭峠(あらら...
続きを読むA-5.桧原歴史館
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桧原歴史館の建物は桧原地区検断を務めた家の家屋を移転し、歴史資料館と食事処として活用している。館内では、旧米沢街道の概要や木地師、鉱山、儀礼などについて、資料や古写...
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