青沼[ DATA ] 水面標高815m 最大深度6m 面積5,750平米
沼水は多量のカルシウムと硫酸イオンを合みきわめて透明。水面上から見る湖底はウカミカマゴケのマットで覆われている。
るり沼[ DATA ] 水面標高815m 最大深度19m 面 積18,100平米
沼水は多量のカルシウムと硫酸イオンを含み、青く澄んだ美しい沼。湖底をウカミカマゴケというコケのマットが埋めつくしている。
弁天沼[ DATA ] 水面標高810m 最大深度7m 面積30,300平米
この沼の西側の湖底にはウカミカマゴケマットが広がり東側ではフトヒルムシロの群落がある一つの沼で水質と生物相が異なっている沼。
これらの湖沼は銅沼(あかぬま)系湖沼と呼ばれている。
湖水は多量のカルシウムと硫酸イオンを含み、青く澄んだ美しい沼。
これらの湖底にはウ力ミ力マゴケやホソバスギゴケが繁茂(はんも)し、るり沼では大きいもので直径10m、高さ5mにも及ぶコケのマットがつくられ、湖底を埋め尽くしている。このコケのマットは阿寒湖のマリモに匹敵する非常に珍しい貴重なもの。
弁天沼では東部にヒルムシロの群落が散在するが、どの沼も岸からヨシ群落やヤナギ群落が沼の中央部に向かって生育域を広げていて、湖沼の陸化が進む過程を間近に観察することができる。
火山性酸性湖沼で間近に湖底の植物群落の発達が観察できる場所として、これらの湖沼は特異的存在で学術的にも貴重。