ニッコウキスゲ

磐梯山の兄弟火山、猫魔火山のカルデラ湖である雄国沼とそれを取り巻く外輪山

磐梯火山の西方にある猫魔火山は、磐梯山と同じ安山岩質の火山活動により、100万から40万年前に形成された火山です。

雄国沼は猫魔火山の噴火によって噴火口の周りが陥没して生じたカルデラ湖であり、猫魔ヶ岳や雄国山を外輪山にもちます。初夏にはニッコウキスゲの大群落が咲き誇り、雄国沼湿原植物群落として国の天然記念物に指定されています。

C-19.猫魔ヶ岳
猫魔火山は会津盆地の北東、磐梯火山の西方に位置し、東西10km、南北10kmの広がりをもつ。
C-20.猫石
大きな猫に大岩が覆いかぶさっているようにも見え、その昔、弘法大師がその法力によって化け猫を調伏(ちょうぶく)した姿ともいわれている。
C-21.雄国沼
雄国沼は標高1089ｍ、周囲約3.5㎞。昭和32年「雄国沼湿原植物群落」として約180haが国指定天然記念物となった。