磐梯火山の主要山体と1888(明治21)年の噴火で生じた壮大な馬蹄形カルデラ

1888(明治21)年の噴火で生じた爆裂火口では、火山の内部構造、特に磐梯山を作っている火山角礫岩・溶岩の互層がよく見えます。磐梯山の山頂付近には、以前上の湯、中の湯と下の湯の3つの湯治場がありましたが、1888(明治21)年の噴火でほとんど壊滅し、現在廃墟となっている中の湯は、噴火後に南に移転して建てられたものです。爆裂火口の中心部に銅沼があります。沼の南側では今でも噴気が上がっており活火山を実感できます。名前のとおり赤茶けているのは、鉄分を多く含んでいるためです。強酸性の沼で魚は棲めません。
■交通 磐越自動車道 猪苗代磐梯高原ICから車で約40分、そこから同沼まで徒歩で約1時間
D-22.裏磐梯スキー場リフト終点

明治21年の岩屑なだれによる直線状の箱型の谷地形(アバランシュバレー)が観察できる。
続きを読むD-23.銅沼 / D-24.爆裂火口壁

磐梯山ジオパークの主要なジオサイトであるこの沼は「あかぬま」と読ませる。
続きを読むD-25.噴火口の原生林

乾性遷移初期の荒原・草原・低木林が広がり、明治の噴火岩屑流上の植生の回復が2次泥流上で観察できる。
続きを読むD-26.磐梯山

主峰である大磐梯(標高1816m)、櫛ヶ峰(くしがみね・1636m)、赤埴山(あかはにやま・1430m)の三つの山体からなる成層火山。
続きを読むD-27.櫛ヶ峰 / D-28.赤埴山 / D-29.沼ノ平

大磐梯の山頂から北東に1.5kmに櫛ヶ峰の山頂(1,636m)が、東南東1.5kmに赤埴山の山頂(1,430m)がある。
続きを読むD-30.中の湯

1888年の噴火以前、磐梯山山頂の北側に湯治場があったことは、今ではあまり知られていない。
続きを読むD-31.小屋川の滝(幻の滝)

ゴールドライン沿いの小屋川支流にある落差16mの滝。地元でも知る人は少なく”幻の滝”と呼ばれている。
続きを読む