磐梯山信仰と結びついた会津仏教文化発祥の地 「慧日寺」寺院群と翁島岩なだれ地形

JR磐梯町駅南方300から400メートルの鉄道沿線に、風化の進んだ安山岩の火山岩塊が散在しています。
これは磐梯火山の爆発により生じた岩なだれ(翁島なだれ)が運んだ岩塊です。
このエリアには、平安時代の初期に徳一菩薩によって開創され、さまざまな文物の招来を通して、会津仏教文化の礎を築いた慧日寺があります。
また、磐梯山の修験道は慧日寺を基点に、更科不動滝を通る東道と、猫魔ヶ岳を通る西道の2つのルートがあって、この経路模型は磐梯山慧日寺資料館に展示されています。
■交通 磐越自動車道 磐梯河東ICから車で約10分
F-36.龍ヶ沢湧水

龍ヶ沢湧水は日本名水百選に認定されている「磐梯西山麓湧水群」を代表する湧水池である。
続きを読むF-37.磐梯神社

磐梯神社の舟引き祭りと巫女舞慧日寺の創建にも深く影響を与えた磐梯山は、かつて活発な火山活動がもたらした災禍(さいか)から「病脳山」(びょうのうさん)と称された。一方で万葉集...
続きを読むF-38.慧日寺跡

徳一(とくいつ)によって開かれた慧日寺は、会津の名峰磐梯山を東に望む山麓一帯に広く展開した山岳寺院である。
続きを読むF-39.(翁島)岩なだれ堆積物

今から3~5万年前、噴火により磐梯火山の古い山体が大規模に崩れた。
続きを読むF-40.修験道

磐梯吾妻修験の展開後に修験道の開祖とされる役小角(えんのおづぬ)は、7世紀に大和の葛城山(かつらぎさん)を中心に活動した宗教家であるが、半ば伝説的な人物でありその生涯には不明な...
続きを読むF-41.磐梯山慧日寺資料館

国指定史跡の「慧日寺跡」に隣接し、史跡来訪者のガイダンス施設としての機能を兼ね備える。
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