大パノラマ景勝地と磐梯火山の扇状地に立地する史跡群
磐梯山麓標高700mの高台に位置する天鏡台は、約3万年前に噴出された溶岩により形成されており、後方に磐梯山主峰、前方に猪苗代湖や遠く南会津、那須連峰を望む景勝地です。
川桁断層による断層崖地形も見られます。また、噴出したマグマが空中で冷え固まって生じたパン皮状火山弾が露出しています。
火山性の扇状地が分布する磐梯山南麓には、1589(天正17)年、芦名氏と伊達氏との合戦が行われた摺上原古戦場があり、この合戦での芦名家家臣の忠誠を後世に伝える三忠碑や、旧二本松街道の松並木も点在します。
■交通 磐越自動車道 猪苗代磐梯高原ICから車で約20分
G-42.パン皮状火山弾
磐梯火山の山体を形成しているのは火山から噴出された物質である。火山噴出物には次のものがある。①溶岩:マグマが固結したもの②火山砕屑物(テフラ):空中に放出さ...
続きを読むG-43.天鏡台溶岩類
天鏡台は磐梯火山が噴出した溶岩により形成された台地である。天鏡台付近にはかつて溶岩が広く露出していた。現在では露出はわずかであるが、緻密で黒い基質の中に白色の斜長石が斑点状に含まれ...
続きを読むG-44.天鏡台(昭和の森)
磐梯山麓標高700mに有り、後方に磐梯山主峰、前方に猪苗代湖や遠く南会津、那須連峰を望む景勝地。昭和45年5月全国植樹祭の会場になった時、昭和天皇、皇后両陛下のご臨席を仰い...
続きを読むG-45.猪苗代リゾートスキー場
磐梯山主峰を形成したの新期溶岩類からなる台地。ここから、4万年前の翁島岩屑なだれによる流れ山地形、猪苗代湖を遠望できる。右手(西側)に会津盆地、中央に背炙高原、左手...
続きを読むG-46.摺上原古戦場
摺上原古戦場空撮戦国時代末期の1589(天正17)年6月5日早朝、会津城主葦名(あしな)義広軍16,000騎と米沢城主伊達政宗軍23,000騎とが、磐梯山麓の摺上原(すりあげは...
続きを読むG-47.三忠碑
摺上原(すりあげはら)の戦いで敗走する葦名勢の中で、葦名の家臣・佐瀬常雄は踏みとどまって奮戦したが痛手を負い、ついには討死した。その養父・佐瀬種常も、同じく伊達勢と戦い討死、少し遅...
続きを読むG-48.旧二本松街道
旧二本松街道の松並木近世の猪苗代では東西に二つの街道が走っていた。北側を通る街道は、本宮宿から楊枝峠を経て、壺下(つぼおろし)、関脇・都沢から観音寺を通り、西館の舟渡し場で長瀬...
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