猪苗代リゾートスキー場

磐梯山主峰を形成したの新期溶岩類からなる台地。ここから、4万年前の翁島岩屑なだれによる流れ山地形、猪苗代湖を遠望できる。

右手(西側)に会津盆地、中央に背炙高原、左手(東側)に猪苗代湖が見える。背炙高原は、約150万年前に起こった陸上火山による大規模な火砕流により形成された丘陵である。猪苗代湖の手前(北側)には、丸い形をした小さな丘がたくさん見える。これは「流れ山」と呼ばれる地形で、3~5万年前に起こった磐梯火山の噴火により山体が崩れ、岩なだれが起こり、山麓に土石を堆積させて生じた地形である。この岩なだれは「翁島岩なだれ」と呼ばれ、磐梯山南西麓から会津盆地にまで達している。猪苗代湖の北西岸にある翁島も流れ山の一つである。この岩なだれにより、当時会津盆地へ流れていた川がせき止められ、現在みられる広大な猪苗代湖が誕生したと考えられている。

翁島岩なだれ遠景写真