磐梯山南麓にある神社・城跡などの歴史遺産と1888年噴火の爪痕

この山麓にある「見祢の大石」は、1888(明治21)年の噴火の際、火口付近にあった安山岩の巨塊が火山性泥流にのって運ばれたもので、国指定天然記念物となっています。
磐椅神社は、和銅年間に創建されたとも伝えられる古社で、「延喜式神名帳」に記されたいわゆる「式内社」としても知られており、会津地方を代表する格式ある神社です。また、会津初代藩主保科正之公没後1675(延宝3)年に創建された土津神社には、保科正之が祭られています。神社、奥の院(保科正之公の墳墓)ともに会津藩主松平家墓所として国指定史跡となっています。
■交通 磐越自動車道 猪苗代磐梯高原ICから車で約10分
H-49.磐椅神社

応仁天皇の御代、磐梯明神として磐梯山頂に祀ったのが始まりと言われ、729(天平元)年に現在の場所に遷座されたと伝えられている。
続きを読むH-50.大鹿桜

会津の五桜のひとつであるこの大鹿桜は菊咲きのサトザクラで、磐椅神社の本社手前の左側にある。
続きを読むH-51.土津神社

保科正之は、自ら猪苗代の地を訪れ、古社・磐椅神社の末社として祀るよう遺言し、没後1675(延宝3)年に「土津神社」が創建された。
続きを読むH-52.亀ヶ城(公園)

火山噴出物と亀ヶ城亀ヶ城(猪苗代城)跡があるなだらかな小丘は、今から20万~40万年前に、赤埴山を造った火山活動で噴出した溶岩や火山灰が、ここまで流れてきて形成された地...
続きを読むH-53.見祢の大石

高さ3.1m、長さ8.2mの巨大なもので、自らの重さで年々沈下し、現在はその3分の1ほどが埋没している。
続きを読むH-54.磐梯山災死者招魂碑 / H-55.磐梯山破裂罹災死没之墓 / H-56.招魂之碑

1888年噴火の慰霊碑磐梯山噴火は多くの犠牲者を出したので、被災地にいくつかの慰霊碑が建立された。このエリアには、3ケ所の慰霊碑がある。磐梯祭りで執り行われる磐梯山噴火の慰霊祭...
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