岩なだれによる堆積地形上に立地する史跡群

I.猪苗代湖北西岸エリア

翁島岩なだれによって形成された流れ山の間に、国重要文化財に指定された縄文時代の遺物が発掘された法正尻遺跡と、サギソウの群生地として知られる法正尻湿原があります。

同じ翁島岩なだれによって形成された流れ山の一つに猪苗代湖の神島と言われる猪苗代湖唯一の島、翁島があり、以前皇室がプライベートビーチとして利用されていました。また、皇室の別荘である天鏡閣や迎賓館も立地しています。

■交通 磐越自動車道 猪苗代磐梯高原ICから約25分

  • 天鏡閣

I-57.法正尻(ほうしょうじり)湿原

JR磐越西線翁島駅の南西に位置し、標高530mにある低層湿原であり、翁島岩なだれ(約5万年前の磐梯山噴火によるもの)によって形成され、約4万年前から堆積した16mを超える泥炭の分析...

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I-58.法正尻遺跡

法正尻遺跡は、磐梯町の法正尻地区から猪苗代町遠出にかけての翁島丘陵地東部、標高560m前後の場所に営まれた縄文時代中期(およそ5,000年~4,000年前)を中心とする集落遺跡であ...

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I-59.翁島

翁島

磐梯山という火山は過去に何度となく山体崩壊をして、山麓に岩なだれが流れ下って、凹凸のある流れ山地形をつくってきた。猪苗代盆地の東側には南北に延びる崖が見える。これは...

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I-60.湖畔の森

湖畔の森は、約5万年前の磐梯山の噴火による山体崩壊で生じた岩なだれでできた流れ山地形の上に広がっている。小高い丘の上に広がっていることから、猪苗代湖や磐梯山など美しい景色を一望する...

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I-61.天鏡閣

天鏡閣

国指定重要文化財 天鏡閣1907(明治40)年8月、有栖川宮威仁(ありすがわのみやたけひと)親王が明治天皇に代わって東北地方を訪問された際に、福島県にも訪れて猪苗代湖畔も巡...

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I-62.迎賓館

国指定重要文化財 福島県迎賓館(旧高松宮翁島別邸)有栖川宮威仁(ありすがわのみやたけひと)親王により1908(明治41)年8月に建設された天鏡閣の向かい側に、1922(大正11...

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I-63.十六橋

十六橋

十六橋と材木岩十六橋は、猪苗代湖北西岸の日橋川入り口に藩政時代の二本松街道が架かる橋で、現在の国道49号線の橋より約500m下流にある。かつては安積疏水(あさかそすい)(※...

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I-64.赤井谷地

赤井谷地は、猪苗代湖の北西の端に位置し日橋川の流出点・銚子ノ口から西に1.5kmにある高層湿原である。4万年から2万年前にかけて、猪苗代湖の水位が現在より20mほど高かった頃、...

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I-65.野口英世記念館

野口英世記念館

千円札の肖像画でおなじみの野口英世は、磐梯山の麓、猪苗代湖畔の自然豊かな三ツ和村(現 猪苗代町)で生まれた。館内では、ノーベル賞の候補にもなった科学者・野口英世の生涯と業績...

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I-66.会津民俗館

会津民俗館

国指定重要文化財[旧馬場家住宅]、県指定重要文化財[旧佐々木家住宅]をはじめ、国指定重要有形民俗文化財[会津の製蝋用具]967点、県指定重要有形民俗文化財[会津の仕事着コレ...

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