

温泉神社は大塩エリアの中心に位置し、大塩裏磐梯温泉の源泉地に近い場所にある。
この神社の近くで掘削されたボーリングによって温泉水が汲み上げられ、神社の石段脇のタンクを通じて各温泉施設に供給されている。
温泉の泉質はナトリウム-塩化物泉で、pH6.2~6.8の弱酸性、水温は47.5℃、ボーリングの深さは約400m。
この温泉水は、1500万年前の海底火山噴出物であるグリーンタフ地層に由来し、地下水がその割れ目を通じて成分を吸収しながら塩分を多く含む独特の温泉水を形成している。
温泉の熱源については、猫魔火山や磐梯火山の影響なのか、あるいは全く異なる熱源なのか、詳細な結論は得られていない。