5月10日の「地質の日」磐梯山ジオツアーの様子
毎年この5月10日は地質の日となっていることで、今年はあるようで無かった磐梯山ジオパークの関連施設と関連ジオサイト(見どころ)をいっきにめぐる磐梯山一周のジオツアーを行いました。
「磐梯山と麓に根づいた信仰のものがたり(会津仏教文化発祥の地編)」
磐梯山慧日寺(えにちじ)資料館のジオラマ模型で、磐梯山ジオパークの全体についてレクチャーを受け、資料館の中の解説、そして国指定史跡の慧日寺跡(磐梯町)を見て歩きました。
「知られざる4万年前の磐梯山の噴火と猪苗代湖の誕生のものがたり」
猪苗代リゾートスキー場の真ん中にジオパークの解説看板が、この時期はお目見えしています。
もともと眺望がよく、磐梯山の翁島登山口にも位置しているところですが、そこから眼下に広がる大地は、かつての磐梯山の一部だったことが見えてくる場所でもあります。凸凹した地形がそうなんですね。
それからお隣の天鏡台(猪苗代町)からのパノラマにおさまりきらない猪苗代湖(国内第4位の大きさ)。
謎多き湖ですが、福島大学の調査によって解明されてきている今注目の「天を映す鏡」猪苗代湖が望めます。
「リニューアルオープンした野口英世記念館」
磐梯山と野口英世博士とのつながりも楽しめるのが、ジオパークの醍醐味です。
「磐梯山ジオパークの中心的なものがたり」
国天然記念物になるぐらいの大岩「見祢(みね)の大石」(猪苗代町)は、込められた物語も国宝級?
1888年の磐梯山の噴火は、磐梯山の北側の裏磐梯高原(北塩原村)だけじゃない!
ジオパークでも噴火のメカニズムを知ることで、地域の防災につながっています。
磐梯山噴火記念館や裏磐梯ビジターセンターは楽しみを広げてくれる関連施設のひとつです。こちらの施設を見学することで、今日は行けない、見れない場所も次につなげていくことができます。そして、学芸員や自然解説員のお話もおもしろいです。
裏磐梯ビジターセンターには、雪室もあるぞ。
そして、ぐるっと磐梯山!
磐梯山ゴールドライン(無料)を裏磐梯から表磐梯へぬけて、最後に4万年前の岩なだれの岩石を見て、本日の地質の日限定ジオツアーは終了です。
是非、お次は「ジオガイド」さんと巡ってみてはどうでしょうか。
参加者の皆様、関連施設の皆様、案内役の皆様、一日お世話になりました。